我が家に起きた一大事


念願のバイクを手に入れ、休みの時は仲間と林道ツーリングを楽しむ日々を送っていた高校生活でしたが、高校3年も終盤に入った頃に我が家にとんでもない事件が起きました。
12月のかなり寒い時期でした。
何をしに行っていたのかは覚えていないのですが、その日私は父親の経営する会社に居ました。
会社と言っても2階建てのバラック小屋の様な小さな会社です。
私が2階で休憩をしている時でした。
「ド〜ン!」と凄い音がして建物が揺れました。
何が爆発したのかと思い慌てて1階へ降りてみると、もうそこは火の海でした。
1階は建設機械の修理スペースになっていたのですが、父が修理していた機械からガソリンが漏れ出して、石油ストーブに引火したのです。
ガソリンに引火してしまったので、もうどうすることも出来ず、私は靴も履かずに裸足のまま外へ逃げました。
幸い父も無事だったので、私と父と親切な通行人の方達と、他の機械に引火しないように、安全な場所へ運び出しました。
火はあっと言う間に建物を覆いつくし、黒煙が空高く舞い上がりました。
間も無く消防車が何台も到着して、会社の前の大通りは通行止めになり、大変な騒ぎになりました。
火がどの位で消えたのかとか、私はその後どうやって家に帰ったのかとかは全く覚えていないのですが、裸足で外に逃げたので、足がめちゃくちゃ冷たかった事だけは覚えています。
幸いにも、会社の周辺には建物が無かったので、延焼はま逃れました。
火災保険にもしっかり入っていたので、半年位で小さいながらも3階建ての立派なんビルが建ちました。
私はその時はまだ就職先を決めていなかったのでそれを機に父親の会社に入社し、後を継ぐことになりました。





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